政治・経済

安曇野市長選 太田氏が先行 古幡氏、荒井氏が追う展開に

 無所属新人3人の争いとなった安曇野市長選挙は、17日の投開票に向けて中盤戦を迎えている。市民タイムスが期日前投票所で行った出口調査に取材を加味して情勢を探ったところ、前県副知事の太田寛氏(65)=堀金烏川=が先行、前大王総務部長の古幡開太郎氏(70)=穂高牧、政治団体役員の荒井久登氏(43)=豊科田沢=が追う展開となっている。

 太田氏は子育て支援や高齢者対策の充実などを掲げ、政策に明るい前県副知事としての安定感や幅広い人脈などを強調しつつ、市内全域に設けた後援会組織をフル活用して選挙戦に臨んでいる。
 地元の堀金地域や明科などで厚い支持を得ているほか、10~30代の若い世代にも浸透している。自民党や公明党の支持層、無党派層に加え、教育や農業振興に期待する有権者の支持も集める。
 市長選4度目の挑戦となる古幡氏は「今度こそ勝つ」という強い思いで選挙戦に臨んでいる。四つの「都市宣言」に基づくまちづくりを掲げ、街頭演説や個人演説会を柔軟に織り交ぜながら、「しがらみのない」選挙で浸透を図っている。
 地元の穂高地域で善戦しているほか、40~50代から一定の支持を集めている。観光振興に期待する有権者や立憲民主党の支持層からも選ばれている。
 荒井氏は出馬表明が今年5月と3人の中で最も早い。「選挙は人気投票ではない。政策で勝負する」として街頭演説に力を注ぐ。新型コロナウイルスのワクチン接種の接種体制整備や避難所整備の強化など、現市政の「刷新」を掲げるが、知名度不足もあって浸透しきれていない。
 地元の豊科地域で支持する人が比較的多いほか、若さを重視している有権者から一定の支持は得ている。
 出口調査は、市内の期日前投票所5カ所で11日と12日に行い、投票した210人(男性106人、女性104人)が回答した。支持している政党や重視する政策、投票先などについて尋ねた。