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浅間温泉の芸者文化学ぶ 深津京子さんが長唄披露

会場で端唄を披露する深津さん

 浅間温泉と芸者衆の文化を学ぼう―。松本市の本郷公民館図書委員会が12日、同館で文化講演会を開いた。浅間温泉で長年、芸者として活躍した深津京子さん(80)=松本市浅間温泉3=を招き、参加者は三味線の音色と歌声を聴きながら、地元で育まれた芸事の魅力に触れた。

 深津さんは、いずれも長唄の「秋の色種」「娘道成寺」を披露した。「限られた時間の中で、いかにお客さまに楽しんでもらうかを考えた」と、かつての心構えを伝え、昭和34、35年ころには、温泉街に「芸者衆が100人以上」いたと話して、にぎわいを振り返った。
 会場には約20人が集まり、端唄や小唄なども含めて、計10曲以上を堪能した。深津さんは「新型コロナウイルス禍で大変な時、少しでも楽しんでもらえたらうれしい。浅間温泉の文化を残していけたら」と話していた。