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御嶽山 王滝頂上の避難施設完成 村が山荘跡地に 140人収容 噴火災害受け防災力強化

王滝頂上山荘の跡地に完成した避難施設。来季の供用開始を予定する(7日)

 平成26(2014)年9月の噴火で被災した御嶽山・王滝頂上(2936㍍)の王滝頂上山荘の跡地に王滝村が建設を進めていた避難施設が7日、完成した。140人収容できる。新たな避難施設の完成で、県・木曽町・王滝村でつくる防災力強化計画にうたった王滝頂上のハード面の対策は本年度で整った。

 同日しゅん工検査が行われた。避難施設は木造一部2階建て、延べ床面積81・15平方㍍で、防弾チョッキに使われるアラミド繊維で屋根を補強した。約35平方㍍の避難室のほかパトロール員の詰め所、ヘルメットなどを収容する防災倉庫などを設けた。建築費は1億4000万円。
 冬を前に、王滝頂上への立ち入りは12日に規制される。村は来年度も7月をめどに規制解除する方針で、完成した避難施設も来季の供用開始を予定する。村の担当者は、新施設の運用について「新型コロナウイルスの感染拡大状況次第だが、有事の避難施設としてだけでなく、登山客の休憩所としての利用の検討も進めたい」と話している。
 新施設は、既存の冬季避難小屋を補強改修した退避舎(160人収容)と内部でつながっており、一体的な運用につなげる。