連載・特集

2021.10.14みすず野

 衆議院は14日に解散され、4年ぶりとなる総選挙が19日公示、31日投開票の日程で行われる。議員の任期満了による総選挙は、三木武夫首相時代の昭和51(1976)年以来45年ぶり、戦後2回目だという。当時、国内は田中角栄元首相による米国の航空機導入に絡む汚職事件「ロッキード事件」で揺れていた◆衆議院の解散の際には、時の政治情勢を映す「○○解散」というネーミングが付けられる。前回の平成29(2017)年は、安倍晋三首相による「国難突破解散」、前々回の26年は「アベノミクス解散」。さらにその前は24年、民主党・野田佳彦首相による「近いうち解散」だった◆近年の選挙は党首の顔、風がどこに吹くかで決まる。小選挙区制の弊害でもある。「○○チルドレン」と呼ばれる議員に象徴されるが、いつまでもチルドレンでは困る。大人げない発言や行動はすぐに拡散される時代である◆きょうの解散はどんな名が付けられるのか。与野党の党首や幹部、識者らの命名にも衆院選の争点や各党の思惑が透けて見える。公示を前に、肩の力を抜いて見てみよう。意味を読み解くことで,理解が深まることもある。