政治・経済

塩尻市長選まで残り1年 現職・小口氏、年内にも進退

 塩尻市の小口利幸市長(70)=塩尻町=が5期目の任期満了を迎える来年9月30日まで、残り1年となった。小口氏が進退を明らかにしない中、次期市長選挙に向けて立候補の意思を表明しているのは、平成30(2018)年の前回選に出馬した、元市総務部長で市議会議員の平間正治氏(68)=大門田川町=だけとなっている。他に複数の新人の名前が取り沙汰されているものの擁立の動きは具体化していない。構図が見えてくるのはまだ先になりそうだ。
 市議会9月定例会の一般質問で次期市長選について問われた小口氏は「常に自分の未来は重々考えている」としつつ進退の明言を避けた。一方で「私よりも地域愛を強く持ち、前向きに未来をプラス思考で創造してくれる若者が出てくれば」と意欲ある若手の名乗りに期待感を示した。
 多選による市政硬直化などへの懸念がある一方、新型コロナウイルス禍の非常事態で社会情勢が変化する中、「経験のある市長が必要だ」と現職続投を望む声も一部支持者から聞かれる。小口氏は後援会幹部と相談し、早ければ年内にも態度を明らかにするとみられる。
 平間氏は3月、異例とも言える早い段階で出馬表明をした。支援者へのあいさつ回りを重ね、後援会の新規加入者を増やすなど組織強化を図っている。「まちとして発展するポテンシャル(潜在能力)がまだある」とし、市政のかじ取り役への意欲を見せる。
 政策発表は年末か年明けになる見通しで「どなたが出馬しようが、自分は自分のまちづくりの方向性や政策をしっかりと出して勝負したい」と語る。感染対策に留意しつつ少人数の意見交換の場も設けていく考えだ。市議は当面続ける。
 両氏以外では、40~50代の複数の新人男性の名前が取り沙汰されている。そのうちの一人、塩尻市区選出の県議会議員・丸山大輔氏(47)=塩尻町=は「そういう声があるのは事実。ありがたいが今は考えていない。県議の仕事をしっかりとやりたい」と話している。

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