教育・子育て

新制服はジェンダーレス 松本・菅野中 男女デザイン統一

菅野中の新制服の試作品の一つ

 松本市笹賀の菅野中学校(本木善子校長)は来年度、生徒の制服のデザインを一新する。男女のデザインを統一した「ジェンダーレス制服」を採用し、生徒の多様性や個性などを尊重する。新制服は来年度の新入生から着用するようになり、3年間かけて更新する。10月1日と2日の同校の文化祭「須賀野祭」で、試作品2着が在校生に披露される。

 菅野中の現在の制服は男子が「詰め襟」の学生服で、女子は上着がブレザーとなっている。学生服メーカーから既存の制服の値上げが提案されたことを契機に、今年4月にPTAなどで「新制服移行推進委員会」を立ち上げて検討してきた。「オリンピック、パラリンピックで性差をなくすことが注目されたことで、ジェンダーレス制服への移行の流れになった」(同校)。同委員会と学生服メーカーで協議を重ね、試作品2着を用意し、在校生や保護者らの意見を参考にして1着を選ぶ。
 試作品は上着が紺色を基調としたブレザー2種類で、チェック柄のスカートかスラックスを選べるようになる。来年度の新入生が着用の対象となるが、在校生でも希望すれば着ることができる。本木校長は「新しい制服は地元の人にも喜んでもらえるデザインになると思う。『この制服を着て登校したい』と思ってもらえれば」と話していた。
 市教育委員会によると、市内の他の中学校でも制服の変更を検討する動きがあるという。