教育・子育て

高校生徒会選挙シーズン 感染対策 各校が工夫 動画やオンライン活用

放送で政策を訴える立候補者の生徒(17日、松本美須々ケ丘)

 松本市内の高校で、生徒会の新役員を決める選挙シーズンを迎えている。新型コロナウイルス感染拡大防止のため全校生徒が集まる方法を避け、校内放送や動画配信による演説会や、オンライン投票を実施するなど工夫を凝らしている。将来公職選挙の有権者になることを見据え、用紙による投票は変えない学校もあり、選挙管理委員会の生徒たちがより良い方法を考えて取り組んでいる。

 松本美須々ケ丘は17日の放課後、議長団と、監査を担う審査委員会に携わる計8人の信任投票を行った。候補者は放送室で演説し、生徒は各教室で演説を聞いた後、用紙に書かれた「信任」か「不信任」を選んで投票し、即日開票された。審査委員に立候補した藤牧佳輝君(17)=2年=は「より安心で安全な部活動を行えるような部室審査の体制を整えたい」と呼び掛けた。
 同校は分散登校期間中の今月1日、正副会長の選挙を行った。自宅からでも参加できるように演説は動画で一斉配信し、投票は集計作業の密を避ける目的も含めてオンラインで行った。一方で「伝統の形式を後輩に残したい」と、録画でも演説は各候補者の垂れ幕を掲げた体育館で行う従来の形にこだわった。選挙管理委員会の伊藤希望委員長(18)=3年=は「今後、どんなスタイルでもきちんと選挙が行えるよう、伝統の方法を残し、新しい方法の実践ができてよかった」と話した。
 松本県ケ丘では、演説会で政策に対する質疑応答を行う伝統の形を残すため、候補者の選挙ポスターにQRコードを載せ、質問を受け付ける方法を実施した。松本深志、松本蟻ケ崎でも動画配信や放送を使った演説、用紙による投票を行う。