政治・経済

塩尻の高齢化率23区で40%超え 100歳以上は79人

 塩尻市はこの1年で、高齢化がさらに進んだ。全66行政区のうち23区で、65歳以上の住民の割合を示す高齢化率が40%を超え、前年9月に比べて4区増えた。35%以上40%未満も10区ある。地域間で差があるものの、市全体の高齢化率は28.71%と同比0.34ポイント上昇した。

 敬老の日(20日)を前に市が住民基本台帳に基づき1日現在の状況をまとめた。高齢化率が最も高いのは塩尻東地区の松原区の57.76%で、楢川地区の奈良井区が53.98%で続く。最も低いのは塩尻東地区の峰原区の8.09%で、片丘地区の内田原区の11.31%が続く。
 楢川地区は全体的に比率が高く、全3区の平均が49.24%に上る。塩尻東地区は全12区のうち8区で40%を超え、30%台後半も2区あるが、同じ地区内でもばらつきがある。一方、宅地造成などが進む高出地区では高出1区と高出4区で20%を超えるものの、全5区の平均は19.76%と市内で最も低い。
 WHO(世界保健機関)や国連の定義では、高齢化率が21%を超えると「超高齢社会」とされ、少子化や人口減の流れの中で高齢化に歯止めをかけるのは難しい状況だ。認知症患者の増加も見込まれる。
 市は高齢化を前提に施策を実行している。長寿課によると本年度は、認知症サポーター養成講座の修了者を対象にステップアップ講座を企画しつつ、地域の枠を超えた見守りや支え合い体制の浸透強化を図っている。

 塩尻市内では本年度、30人(男性4人、女性26人)が100歳の誕生日を迎える。これで100歳以上の市民は79人(男性13人、女性66人)となる。
 市内の最高齢者は男性で106歳の白木千秋さん=塩尻町=で、女性の最高齢は103歳の手塚禎子さん=上西条。市はこのほど、100歳の誕生日を迎える人と最高齢者を対象に、新型コロナウイルス感染対策を徹底しながら祝賀訪問をした。