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録音カセット貸与廃止 大桑村議会 来年6月デジタル機材に

来年6月定例会から廃止される村議一人一人の一般質問の内容を録音してきたカセットテープ

 大桑村議会は、定例会の一般質問で行われる質疑応答の録音にカセットテープを用いて議員に貸与してきたが、建設中の役場新庁舎が稼働する来年の6月定例会から、郡内町村議会で唯一残っていたカセットテープの利用を取りやめる。四半世紀にわたって用いてきたが、新しい議場に備え付ける録音機材更新のめどが立ち、今後は郡内他町村と同様にUSBメモリーやCDを貸与する方針だ。

 村議会事務局によると、カセットテープの貸与は平成7(1995)年の6月定例会から、議会報「おおくわ議会だより」に掲載する一般質問のやりとりを議員が文字に起こすために始めた。議員の質問持ち時間の40分間(新型コロナウイルス禍の現在は30分間)を録音したもので、26年にわたりカセットテープに限って渡してきた。
 村役場で先月開かれた議会全員協議会で事務局から録音機材の変更が報告された。現在10人いる議員のうち、60代が4人、70代が6人になる。カセットテープの廃止について70代のある議員は「ずっとカセットを使ってきたので(新しい機材に)慣れるまで大変。戸惑う議員も多いと思う」と打ち明ける。
 村議会はタブレット端末を議員に配布するなどデジタル化も視野に入れる。鈴木昌司議会事務局長は「しっかり周知して混乱を招かないよう進めていきたい」と話していた。