政治・経済

筑北と麻績の両村長が懇談 課題語る

 筑北村の関川芳男村長と麻績村の高野忠房村長が15日、筑北村役場で懇談した。定期的に行う首長同士の話し合いを、初めて公開した。筑北は10月に、麻績は12月に村長選が控えているため、各村の村づくりの方針や隣り合う村として連携できる部分を共有し、今後の両村政の運営に生かそうと選挙前に場を設けたという。

 交通、防災、新型コロナウイルス感染症への対応、教育などについて意見を交わした。令和5年3月に利用開始予定の長野道仮称・筑北スマートインターチェンジ(SIC)について関川村長は「SIC開設で交通の利便性が高まり、地域の活性化にもつながる」と説明、高野村長は「特に麻績の日向地区の皆さんなどは便利に使える。麻績でも期待をしている」と話した。
 両村を走る国道403号については、未改良区間の筑北村坂北六工~麻績村下井堀の早期改良を目指し、共同で国、県への要望を行うことを確認した。また、災害の増加を受けて緊急時に両村で防災備品を融通し合う協定を結ぶ方針を決めた。
 両村の合併については「将来的に合併が必要」という考えは共通するとした上で、高野村長は「各村で動いている事業を定着させていくことが大事で、合併を今やるメリットは少ない」、関川村長は「合併を望む村民の声が高まれば考えていく必要がある」と話した。
 関川村長は、11月12日で2期目の任期が満了し、今期限りで引退する。筑北村長選には、関川村長の後継者と、現村政の刷新を訴える新人の男性が出馬を表明し、麻績村長選にも村政の転換を目指して出馬を探る動きがある。関川村長は「『村長同士仲が悪く一緒にできないことが多い』との声を聞くが、そうではないことを理解してもらえたら」と話した。3期目の高野村長は進退を明らかにしていないが「共に、現村政の流れを継続できたらという思いがある。そのためにも、関川村長の勇退前に思いを聞いておきたかった」とした。