地域の話題

塩尻駅に貨物列車時刻表 照会多く駅員手作り

時刻表をPRする小林駅長(手前左)、木場区長(同右)、市観光協会の百瀬一典事務局長

 塩尻市のJR塩尻駅前広場に、貨物列車の時刻表が設置された。中央東・西線、篠ノ井線が交差する同駅は貨物列車の通行量も多く、運行時刻を問い合わせる鉄道ファンも少なくない。塩尻駅の魅力の一つとしてPRしようと、同駅、JR貨物、市観光協会の3者が企画した。

 A2サイズのパネルに、午前5時から日中を経て、深夜の午前0時までの到着目安時刻を掲載した。子供が読みやすいよう、ひらがな表記を中心にした。時刻表の隣には、同駅で見られる電気機関車のEF64系やEH200系、タンク車、コンテナ車を紹介するパネルを設置し「やまのぼりがとくい」「ちからもち」などと特徴を記した。
 同駅南側に隣接するJR貨物塩尻機関区は、貨物列車の運転士の交代や休憩の拠点となっている。機関区によると、県内で使われる石油製品の8割が、首都圏や中京圏から塩尻駅を経由して運ばれるなど、信州の鉄道物流の「窓口」になっている。
 1日当たり20本前後の貨物列車が通行している。同駅には「子供と一緒に見たいので運行時刻を教えてほしい」といった問い合わせが時折寄せられる。
 若手駅員が時刻表設置を提案し、このほど手作りでパネルを作った。塩尻駅の小林雅秀駅長は「地元の皆さまに楽しんでいただき、それを誇りに業務に励んでいきたい」と語る。塩尻機関区の木場秀昭区長は「貨物列車を塩尻駅の風景の一部に加えていただけたら」と願っている。