政治・経済

企業経営 人材投資が必要 堀米義雄・アルピコHD前会長が講演

就労セミナーで講演する堀籠さん

 アルピコグループの持ち株会社・アルピコホールディングス(HD)の前会長・堀籠義雄さん(73)が講師を務める就労セミナーが14日、松本市中央4の市勤労者福祉センターで開かれた。グループの事業再生を通して感じたことや経営者としての心構え、観光振興のポイントを語った。

 シニア世代の就労を支援する市生涯現役促進協議会が主催し、市民ら25人が参加した。八十二銀行の常務を経て、同グループの再建に取り組んだ堀籠さんは、事業が傾いた要因として、拡大路線による過大な投資や、全体の統制が取れていなかった点などを挙げた。経営面で必要なことについて「(業績が)いい時に手を入れて体質を強化することや、(研修などで)人材に投資すること」と語った。銀行からアルピコへ移った当時を振り返り「中に入って見えることがたくさんあった。仕事は楽しく、やりがいのあるものでなくてはいけない。企業活動の内面を理解することが必要」と呼び掛けた。観光面では的を絞ったプロモーション活動の重要性を強調した。
 シニア世代の雇用に関心のある観光事業者向けの「事業主セミナー」や、シニア世代が企業の関係者と話せる「お仕事交流会」もあった。