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穂高健壮団、穂高人形を親子で制作

 安曇野市穂高の穂高神社で来年5月に営まれる式年遷宮祭(小遷宮)に向け、穂高町区と等々力町区の青年有志でつくる「穂高健壮団」が、子供と一緒に穂高人形作りに取り組んでいる。4団体による巨大な人形を境内に飾る「穂高人形ものがたり」の一部で、健壮団は源平合戦「一ノ谷の戦い」を人形16、17体で表現し、7年に1度の盛儀を彩る。

 制作は健壮団の事務所(穂高)で行われている。週末に団員の子供10人ほどが参加しており、実物大の馬の人形作りを今月から手伝っている。ちぎった新聞紙にのりを付けて本体にぺたぺたと貼っていく工程で、最も手間が掛かるという。
 式年遷宮に向けた健壮団の人形制作は今年1月に始まった。制作を指揮する嶌田重穂さん(49)は「新型コロナウイルスの影響で祭りも何もなくなってしまったので」と、子供たちが人形作りに携わるようになったいきさつを語る。馬の人形は今月末にも完成する予定。一ノ谷の戦いの人形全体は来年1~3月の完成を目指す。
 幼児の頃から父親に付いて人形作りを見てきた、穂高南小学校5年生の太田翔君は「みんなで作った人形が飾られるのは恥ずかしいけれどうれしい」と笑顔を見せていた。穂高北小5年生の隠岐侑眞君は「結構うまく貼れた。友達とも話せるし楽しい」と充実した様子で話していた。
 子供のうちから人形制作に関わることで次代の健壮団員の確保も期待される。小出恵介団長(29)は「団も若手不足。お父さんみたいに自分もやりたいと思ってくれたら」と願いを込めていた。