政治・経済

安曇野市長選告示1カ月前 構図まだ流動的

 任期満了に伴う安曇野市長選挙の告示(10月10日)まであと1カ月となった。3期目の現職・宮澤宗弘氏(81)=豊科高家=が今期限りの引退を表明した中、前県副知事の太田寛氏(64)=堀金烏川=が無所属での立候補を表明し、これまで市長選に3度挑戦した古幡開太郎氏(70)=穂高牧=も出馬の意向を示している。ほかに安曇野市区選出の県議会議員・寺沢功希氏(47)=豊科=が立候補を検討しており、構図はまだ固まっていない。

 太田氏は8月12日に立候補を表明し、後援会は今月5日、穂高に事務所を開いた。「住みたい安曇野 住んでよかった安曇野」をうたい、新型コロナウイルス対策の徹底やIターンの推進、中小企業への支援、観光・農業の振興などを掲げる。コロナ禍で大集会を開けないため、農業者や企業経営者らの小集会に出席するなどしている。「課題は顔と名前を一致してもらうこと」とし、人物像の発信にフェイスブックも活用している。より詳細な公約を今月下旬に公表予定だ。
 古幡氏は10日に立候補を正式表明する予定で、後援会は穂高柏原で事務所の開設準備を進める。「『住みよいまち日本一』の安曇野市を創ろう」をキャッチフレーズに、滞在型観光の実現や教育・文化の発展、子育て支援などを軸に公約を検討している。後援会のホームページを8月に刷新し、出馬表明後は自身が公約を説明する動画を掲載する考えだ。パンフレットも作成中で「不利だが、名前は知られているところもある。着実に政策を訴えたい」と短期決戦に挑む。
 寺沢氏は9日、市民タイムスの取材に対し、後援会幹部や支持者らから出馬要請があったとし、「出るにしても、出ないにしても、よく考えて回答したい」との考えを示した。
 市長選を巡っては、政治団体役員の新人・荒井久登氏(43)=豊科田沢=も立候補を表明している。