政治・経済

動く期日前投票所 松本市 今秋の衆院選・県議補選

周遊バスのタウンスニーカー。移動期日前投票所として一肌脱ぐ

 松本市は、今秋予定される衆議院議員選挙や県議会議員補欠選挙で、車を使って山間部や学校に出向く「移動期日前投票所」を開設する。県内では筑北村が4月の参議院県区補欠選挙で導入するなどしているが、松本市での実施は初めて。市内周遊バス・タウンスニーカーを活用して5地区、2高校、1大学に出向く計画で、過疎化や高齢化が著しい地域の投票環境の向上や若年層の投票率アップを目指す。

 タウンスニーカーの車高や広さが「非常に適していると判断した」(市選挙管理委員会)。計画では車内に投票用紙の交付場所、記載台、投票箱を設け、後部座席に管理者や立会人が座る。有権者は車外のテントで受け付けしてから乗車し、流れに沿い投票する形だ。衆院選と県議補選が同日の場合投票箱は四つ必要になるケースがあるが、空間的には対応可能という。
 実施は期日前投票期間の前半のうち5日間で四賀、安曇、奈川、中山、入山辺の5地区と松本大学、松本工業高校、梓川高校を日替わりで回る。松本大では6時間、その他の場所は3時間ずつ投票を受け付ける計画だ。
 一方、衆院選も県議補選もいまだ日程が確定しない中、該当地区の有権者に十分な広報ができない点が選管の悩みの種という。両選挙が同日か否かで巡回内容も調整し直す必要がある。百瀬誠事務局長は「お知らせが直前になる可能性もあるがしっかり広報し、実施後は初の試みの有用性を検証したい」と話している。