政治・経済

宮澤安曇野市長 3期12年「苦しくも幸せ」一般質問で市政回顧

3期12年の市政運営や半世紀にわたる政治活動に関する質問に答える宮澤市長(7日)

 7日まで3日間行われた市議会9月定例会の一般質問は、10月22日の任期満了で引退する宮澤宗弘市長に対し、3期12年の市政運営に関する自身の評価を聞く質問が相次いだ。「旧5町村の一体感の醸成」を最大の課題としてきた宮澤市長は「市の創成期にかじ取りの一端を担うことができたのは苦しさもあったが、幸せを感じている」と晴れやかな表情で胸を張った。

 竹内秀太郎、小松洋一郎、平林明、宮下明博(以上自民安曇野)、小松芳樹(公明党)の各氏が質問し、他の議員も関連質問で触れた。
 宮澤市長は、思い出深い事業として市役所本庁舎の建設、観光振興や健康増進のための自転車活用、自然を活用した保育の推進、空き家の活用などを挙げた。「前例・先例は自らつくるもの。新しい発想で、より効率的で効果の高い施策に転換してほしいと職員にお願いしてきた」と振り返った。
 昭和46(1971)年に旧豊科町の議会議員に初当選した宮澤市長は「庶民派一筋をスローガンに掲げた。常に現場主義を念頭に、反対があっても諦めずに継続すること、そして忍耐・努力を信条として活動してきた」と、町議から県議を経て市長を務めた半世紀にわたる政治活動を回顧した。その評価については「有権者、市民の皆さんがする立場だと考えている」と述べる一方、「今までの行動に対しての悔いはない」と答えた。
 今後の市勢発展に向けては「新しい時代に向けて創意工夫し、協働と助け合いのまちづくりを進めていくことが大切だ」とした。その上で「大きな夢と希望を抱けるまちとして、将来にわたって市民とともに成長していけることを願っている」と次の市長に期待した。