地域の話題

闇夜に浮かぶ白い花...実はシラサギの集団ねぐら 松本・平瀬橋脇の河川敷

街灯に照らされて浮かび上がる多数のシラサギ。肉眼だとこれより少し暗く見える

 松本市島内の奈良井川に架かる平瀬橋脇の河川敷の大きな木に、シラサギのねぐらができている。夜には多数のシラサギが街灯に照らされて浮かび上がり、ドライバーの目を引いている。

 ねぐらは国道19号平瀬口交差点の北側の奈良井川右岸にあり、夕暮れ時になると田んぼの多い西の安曇野市方面から続々とシラサギが飛んでくる。広げた羽で向かい風をとらえてふわふわと舞い降りる個体もいれば、川面の近くまで急降下して旋回し、惰性でふわりと再上昇して見事に"着枝"する個体もいて観察すると面白い。夜にはほとんど動かないため、大木に白い花が咲いたかのようだ。
 信州野鳥の会顧問の丸山隆さん(71)=松本市南原1=によると、この地域のシラサギは安曇野市穂高の御法田にある集団繁殖地で子育てを終えると、8月下旬から分散してねぐらをつくる。「4、5年前まで平瀬橋の下流にねぐらがあり、コサギやダイサギが集まっていた。戻ってきたのは左岸の木が伐採されたためでは」と推測している。