教育・子育て

「子供を守ろう」こども園や児童センターが感染対策再徹底

部屋の入り口を念入りに消毒する職員(安曇野市西穂高認定こども園)

 新型コロナウイルスの感染が子供に広がる中、松本地方の認定こども園や児童センターなどは感染防止策を強化している。保護者には、仕事との兼ね合いで子供を預けることをやめられない人もいる。感染が子供に迫る恐怖を感じる声もあり、不安を抱えた生活が続く。

 安曇野市の市立認定こども園は「(仕事を持つ)保護者の状況を考えると休園は避けたい」(市子ども支援課)とし、消毒の強化・徹底を進める。穂高柏原の西穂高認定こども園は、朝と昼、園児たちが帰った後の3回、アルコールによる拭き取りを実施。ドアノブや出入り口、トイレ周りのほか、おもちゃにも念入りに行う。三好廣美園長は「感染予防、園児の体調管理に保護者が協力的でありがたい」と話す。
 放課後に児童が過ごす児童センターも対策を進める。松本市は利用自粛を呼び掛けており、県の集中対策期間に沿って、7日までだった自粛要請期間を12日までに延長させた。塩尻市は、市内9カ所の児童館で運営する「児童クラブ」で、検温や手指消毒など基本的な感染対策を再徹底。可能ならばクラブの利用を控えるように呼び掛けた。
 保護者には不安や戸惑いが広がる。安曇野市の公務員女性(44)は夫婦共にフルタイムで働き、市内のこども園と放課後児童クラブにそれぞれ6歳と小学校4年生の子供を預けている。「預ける不安がある一方、預け先がないと仕事に行けず生活できないため複雑な気持ち」と明かした。
 小学校1年生の次女が松本市内の放課後児童クラブに通う、市内の女性看護師(46)は「感染が子供の身近にも迫るのを感じる」と懸念する。しかし、子供が1人で帰宅し長時間1人でいる方が心配として「利用できてありがたい」と話す。
 夫婦共働きで、塩尻市内の児童クラブに小学校3年生の長男を預ける会社役員の中澤仁さん(40)=塩尻市=も子供1人の留守番は難しく、預けられるのは助かるとする。「各地で集団感染が起こり、やはり感染は怖い。大人から子供に感染しないよう自分たちも気をつけないといけない」と話していた。