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燕岳トイレ改修 寄付目標額達成

返礼品として用意している市オリジナルクリアボトル

 安曇野市が北アルプス・燕岳のテント場で計画している公衆トイレの改修で、費用の一部をインターネット上で募るクラウドファンディング(CF)が早くも目標額の500万円に達した。市内外でのPRが奏功し、市の予想を上回るペースで全国の登山愛好家や安曇野ファンの関心を集め、登山・観光シーズンがピークの今月中旬に一気に伸びた。

 募集は6月14日~9月11日の90日間で、開始から約2カ月の今月20日に目標額を達成した。その後も順調に寄付があり、27日時点で447人から計569万3000円が集まっている。目標額を超えた分は市山岳環境整備基金に積み立て、北アの環境保全事業などに役立てる。
 市はCFの実施に当たり、北アルプスの登山口や山小屋、市内宿泊・観光施設、市外の観光情報センターやスポーツ店にチラシやポスターを置いて積極的にPRしてきた。登山雑誌に記事や広告が載ったことも全国への周知につながった。
 市観光交流促進課の齋藤研一さんは「期間ぎりぎりで達成できればと考えていた。(達成できたのは)一番は北アルプスを愛されている方々の思いに尽きる」と感謝する。
 市が実施しているCFは、寄付すると所得税や住民税の控除が受けられる「ふるさと納税」の仕組みを活用した手法。市外在住者への返礼品として、アウトドアメーカー・モンベルの容量500ミリリットルのクリアボトルにオリジナルデザインを施した限定ボトルや、来季の北アルプス・テント場が1泊無料になるオリジナル木札クーポンを用意している。
 トイレ改修の総事業費は6851万9000円で、カートリッジに便をためてヘリコプターで運び出す方式など環境配慮型に建て替える。寄付は9月11日まで募っている。