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穂高プール 惜しまれ閉場 思い出胸に最終日楽しむ

廃止を惜しみ、記念撮影をする来場者たち

 今夏の営業を最後に廃止される安曇野市穂高の市営穂高プールが22日、営業最終日を迎えた。旧穂高町時代の平成元(1989)年にオープンし、22年度以降は市内唯一の屋外型プールとして多くの市民に親しまれてきた。同日は親子連れなど254人が訪れ、廃止を惜しみつつ最後のプール遊びを楽しんだ。

 施設の老朽化で流水プールと25メートルプールのみの営業だったが、来場者は水を掛け合ってはしゃいだり、浮輪を使って水の流れに乗ったりと思い思いに楽しんでいた。穂高南小学校3年の佐藤花さん(9)は「毎年来ていた。終わっちゃうのはさみしい」と残念がり、母の洋子さん(44)は「4年生以上は子供だけで来られるので、この辺では友達同士でプールに来るのが子供たちのステータスだった。この子がそうなるのも見てみたかった」と惜しんでいた。
 「ありがとう!穂高プール」と書かれたボードも用意され、来場者は次々と記念撮影をしていた。指定管理者の職員たちは帰る利用者を出口まで見送り、「最後までありがとうございました」とあいさつしていた。
 今夏は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一度の入場者数を最大400人に抑えて24日間営業した。検温、来場者の氏名や住所などを記録する入場カードの記入など感染対策を徹底し、県独自の感染警戒レベルが5に引き上げられてからは、2時間以内の利用を呼び掛けた。
 市生涯学習課は長年の利用に感謝し「穂高プールの思い出を忘れないでいただけたら」とした。プールの施設は本年度中に解体される。