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シェアサイクル利用好調 松本市内 官民協働 知名度アップ

 松本市の中心市街地で展開されている民間のシェアサイクルの利用が本年度に入って伸びている。7月の利用回数は前年同月比2・7倍の4011回で、月別では初めて4000回を超えた。認知度向上に加え、市が3月にレンタサイクル「すいすいタウン」を廃止して貸し自転車事業を一本化した効果が背景にあるとみられる。

 シェアサイクルの利用は夏から秋に増える傾向がある。昨年度は11月の2755回が最多だったが、本年度は4月に2722回と利用水準が上がった。7月は1日当たりの利用回数が129回、利用者数は前年同月比2・3倍の1084人。昨年度5824回利用されたすいすいタウンからの乗り換えが一定程度あるとみられる。
 利用者アンケートによると、4割は市民、6割は観光客などの市外在住者で、20~40代が8割を占める。市自転車推進課は「新型コロナウイルス禍で観光客は増えない中で利用は伸びている。市民に浸透してきたのではないか」とみる。普段使いの定額サービス利用者は100人近い。
 スマートフォンなどで決済し複数の拠点でいつでも乗り捨てできるシェアサイクルは、市が公共用地への拠点設置に協力するなど官民協働で一昨年3月に始まった。現在26カ所の拠点に130台を配置しており、松本駅前やイオンモール松本(中央4)前での貸し出しが多い。
 セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)の開催に合わせ21日からは期間限定で総合体育館前にも設置される。市は、なぎさライフサイト(渚1)やサンプロアルウィン(神林)などへの設置も視野に増設を検討したいとしている。