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献血100回 塩尻の荻原芳男さんがエール 若い世代の協力願う

献血100回を達成した荻原さん

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、県内で献血者数が減少している。長年献血を続け、昨年100回を達成した塩尻市上西条の荻原芳男さん(71)も現状を憂慮し、若い世代が献血に協力するよう願っている。

 荻原さんの血液型はAB型のRhマイナス。2000人に1人といわれる珍しい血液型だ。昨年7月に「献血定年」の70歳になる直前に100回を達成し、日本赤十字社から金色有功章が贈られた。
 荻原さんは20代で献血を始めた。55歳までは勤め先を訪れる移動採血車で、400㍉㍑か200㍉㍑の全血献血をした。50代後半以降は松本市に出掛けるたびに松本献血ルーム(松本市中央1)に立ち寄り、成分献血で協力を続けた。献血の回数が85回に達した2年ほど前に、100回を目指すことにした。スケジュールを立て、計画的に献血を続けた。
 荻原さんの元には献血依頼が届くこともあった。献血を続けた理由について荻原さんは「特殊な血液型だったことが一番大きい。少しは人の役に立てたかな」と振り返る。献血を続けることで、自分の体の健康状態にも注意を払うようになったという。
 献血ルームによると、感染拡大の影響で県内では献血者が必要人数を下回る月もあるという。10~30代の献血も減っている。献血を"引退"した荻原さんは「若い人たちが年に2~3回でも献血をしてほしい。献血をすれば自分の健康状態も分かるし、人のためにもなる」と呼び掛けている。