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東筑・北安でも長雨被害 全容徐々に

野俣沢林間キャンプ場の上部サイト。護岸が削られ、流木などが横たわっている(17日午後1時30分ころ)

 停滞する前線の影響で、東筑摩郡や北安曇郡南部は17日、断続的に雨が降った。ただ日中は激しい雨にはならず、16日までの雨による被害の全容が明らかになってきている。朝日村では、野俣沢林間キャンプ場が被害を受け、中部サイトや上部サイトは今季の営業は難しそうな状況となっている。

 朝日村産業振興課によると、同キャンプ場は野俣沢の増水により被害を受けた。17日午後時点で、水位は下がってきているものの水量はまだ通常よりかなり多く、濁った水が激しく流れていた。流木が所々に横たわり、大小の岩が転がっていた。
 キャンプ場の、芝生パークサイトやフォレストサイトなどがある下部は比較的大雨の影響が少なく、倒木を除去するなどして安全が確認できれば営業を再開できそうだという。
 中部のフリーサイトは、二つあるキャンプファイア用のサークルのうち下のサークルが水没・流失しており、今季の再開は難しい。ドッグサイトなどがある上部は、護岸が削られ、施設の一部が損傷するなどしており、今季は再開できそうもないという。同課は「下部は営業できそうなので、再開時期はホームページなどで確認してほしい」としている。

 山形村上竹田の、山の斜面が崩れた現場では、上部にブルーシートが掛けられた。横穴式古墳の石室にまつられていた「穴観音」を安置しているお堂(伴僧坊)や拝殿はぎりぎり被害をまぬがれたものの、再び大雨が降れば予断を許さない状況で、穴観音は寺に避難させるなどして地元の人たちが守っている。

 護岸が25メートルにわたって削られた松川村の乳川の応急復旧工事は17日午後4時半ころに完了した。コンクリートブロックや大型土のうで流れを止め、土を入れるなどして応急処置を施した。対岸も削って川幅を広げた。