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続く大雨 厳重警戒 明科に初の緊急安全確保

増水した犀川(14日午後0時40分ころ、明科の木戸橋下流)

 停滞する前線の影響で県内は14日も雨が降り続き、各地で記録的な大雨が降って道路の通行止めや鉄道の運休が相次いだ。長野地方気象台は同日、中信地方のほぼ全域で土砂災害警戒情報を発表し、多くの市町村が災害対策本部を設置、避難指示を出した。交通網の乱れは15日も続きそうだ。

 安曇野市では明科地域の一部で身の安全を守るため最善の行動を取るよう呼び掛ける「緊急安全確保」が初めて発令された。
 気象庁によると、各地の降り始めからの降水量は14日午後7時20分現在、王滝村の御嶽山で457・5ミリ、南木曽町で280・0ミリ、松本市安曇の上高地で287・5ミリ、同市沢村で174・0ミリ、安曇野市穂高で147・5ミリを観測し、いずれも8月の観測史上最多を更新した。
 雨雲で日差しが届かず、気温も低くなり、松本市沢村の最高気温は10月中旬並みの19・7度(平年比11・9度低)にとどまった。
 JR東日本長野支社によると、中央西線の特急ワイドビューしなのと普通列車が運休。篠ノ井線の長野~松本間、大糸線の信濃大町~南小谷間、中央東線(旧線)の辰野経由・塩尻~岡谷間の列車がいずれも始発から終日運休した。中央東線の特急あずさは午後0時半すぎから松本~小淵沢間で終日運転を見合わせ、上下線で計24本が運休・部分運休した。
 15日は中央東線(旧線含む)、篠ノ井線、大糸線、中央西線各線で終日運休する見込み。
 中日本高速道路によると、長野道の塩尻インターチェンジ(IC)~岡谷ジャンクション(JCT)など各区間で通行止めとなった。一般道路も、松本市安曇国道158号の沢渡~安房トンネルや、上松町内で土砂流出が確認された国道19号の同町~大桑村などのほか、橋の架け替え工事で設けられている松本市笹賀の奈良井川・今村橋仮橋も近くの護岸浸食で通行止めになった。