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地元産野菜をホテルに直送 生坂の滝沢農園 受注栽培

農園で滝沢美枝子さん(右)から野菜の説明を聞く小南料理長(左)

 安曇野市穂高有明の休暇村リトリート安曇野ホテルは今春、生坂村の滝沢農園(滝沢修吾代表)から直接野菜を仕入れ始めた。ホテルは地元産野菜をふんだんに使った料理に力を入れており、農園との直接契約は規格外になった作物の廃棄削減にも一役買っている。 

 滝沢農園は昨冬、白菜の一種「てごろ菜」を試験的に栽培したが、収穫量が多く、余った分をどうするか悩んでいた。ホテル側も同時期、野菜を直接卸してくれる地元農家を探しており、農園のパート従業員の知り合いとホテルの渡邊康広支配人につながりがあったことから、てごろ菜をきっかけに取引が始まった。現在はズッキーニやオクラなど約10種類の野菜を農園が受注生産している。
 小南玄太料理長が季節ごとに使いたい野菜をリクエストし、農園がホテルに直接野菜を届けている。小南料理長は「メニューでは生の野菜を味わってもらうことが多い。朝採れ野菜というだけでお客さまに喜んでもらえる」と手応えを語り、滝沢代表と共に農園を営む妻・美枝子さん(47)は「今まで作ったことのない野菜に挑戦できるので作りがいがある」と笑顔を見せる。農園側から新しい野菜を提案することも多い。
 日下山賢営業課長は「地元の素晴らしさを伝えるのがわれわれの任務。こういう取り組みを広げていけたら」と話している。