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国営公園堀金・穂高 内部の古墳 国学院大生が紹介 発掘調査の展示解説

 安曇野市の国営アルプスあづみの公園「堀金・穂高地区」あづみの学校多目的ホールで6日、公園内の古墳を学術調査している国学院大学(東京都)の学生による初めての展示解説が始まった。発掘調査と並行して行っており、平成21(2009)年度に始まった調査の中間成果を学生自らが来園者に分かりやすく紹介している。

 田園文化ゾーンには古墳が4基確認されている。穂高地域に80基以上点在する「穂高古墳群」の一部で、古墳時代後期後半(6世紀後半)から奈良時代前半(8世紀前半)にかけ、百数十年ほど機能していたという。古墳群を築造した集団の生活拠点は、5キロほど東のJR穂高駅周辺だと考えられている。
 学術調査は学生の夏季休暇を利用し、田園文化文化ゾーン「水辺の休憩所」の近くにある「F9号墳」で主に行われてきた。横穴式石室から金環やまが玉などの装身具、直刀や馬具、須恵器などが出土しており、その一部を今回展示した。
 今年の学術調査には2、3年生を中心に入れ替わりながら35人ほどが関わる予定。展示解説は13日まで、午前9時半~午後4時半に1時間交代で一人ずつ担当している。公園側の提案で実現した。実習のリーダーを務める文学部史学科3年生の水谷凌さんは「学問の社会貢献ができる。地元の人には肌で感じてもらい、観光客にはこの土地の歴史を知ってもらえたら」と発表の機会に感謝する。
 今回の発掘調査では周溝の有無を確認してF9号墳の規模を確かめるほか、近くにあるE6号墳の規模も調べて比較検討する。12日午後1時から現地説明会も開く。動画投稿サイト・ユーチューブで当日の様子もライブ配信する。アドレスはhttps://youtu.be/vUu6xJI3WNg