政治・経済

塩尻の奈良井宿で古民家再生 宿泊・飲食・温浴の複合施設「BYAKU Narai」開業

古民家の雰囲気を楽しめる客室

 塩尻市の奈良井宿で、築約200年の古民家を再生した小規模複合施設「BYAKU Narai(ビャク ナライ)」が4日、開業した。市と大手ゼネコン・竹中工務店の共同出資会社が主体となって進めるプロジェクトで、宿泊施設、レストランなど6業態で構成する。現地でオープニングセレモニーを開き、関係者約80人が奈良井の新たな魅力創出に向けた施設のスタートを祝った。

 旧杉の森酒造と、近くにある旧豊飯豊衣民宿の2棟を、間取りや構造材をできるだけ生かして改修した。客室はそれぞれ8部屋、4部屋で、地場食材を取り入れたレストランや温浴施設を備える。
 今秋以降、旧杉の森酒造を事業承継したテナントが、新たな日本酒ブランド「narai(ナライ)」を展開する。今後、バーの営業や、日帰り客向けの食事、入浴サービスも予定している。
 セレモニーで、小口利幸市長は「稀有なる資産である奈良井宿を守り育てていく責務を頂く中、その一つの一里塚となる」と施設の門出を祝った。竹中工務店の俵谷宗克会長は「奈良井宿の魅力づくり、活性化を果たしていきたい」と述べた。
 BYAKU Naraiの宿泊予約は、平日は余裕があるものの、8月の週末、祝日は埋まりつつある。