安曇野市の中学生がプロのクリエーターと地元情報誌作り 来春に創刊号

子供たちがプロのクリエーターと一緒に地域情報誌を作り上げる「こどもローカルマガジン(コロマガ)プロジェクト」の安曇野市版が始動した。同市にゆかりのあるクリエイターが中心となって実行委員会を立ち上げ、本格的な活動に向けて準備を進めている。来年3月に予定する創刊号は安曇野の暮らしに深く関わっている「水」がテーマだ。
コロマガプロジェクトは平成25(2013)年度、静岡県伊豆市の小学校で、子供たちがプロのデザイナーと地元の情報誌を制作したことがきっかけで始まった。同様の取り組みが各地のクリエーターに広がり、安曇野市は全国で7番目、県内では初めてとなる。
山梨県北杜市のプロジェクトに携わる編集者・楢畑彩香さん(33)=穂高柏原=が発起人となり、地元のライターやカメラマンなどに声を掛けた。共に制作に取り組む「サポートクリエイター」として、楢畑さんを含む5人が集まった。
安曇野市版は作り手の子供たちを市内中学校の1、2年生とし、一人一人がライターかカメラマン、イラストレーターの役割を担当する。雑誌名や取材先も自分たちで決め、写真やイラスト、文章の講座を受講した後、実際に取材する。年1回の発行を予定し、楢畑さんは「子供たちにクリエーティブの大切さを伝えたい。関わる人みんなで楽しめたら」と話す。
中学生を若干名募集している。参加費は1000円。申し込み方法は市内全中学校に配布したプロジェクトのチラシに記載している。問い合わせは実行委(colomaga.azumino@gmail.com)へ。