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夏の行楽期 水難事故防げ 木曽署と木曽広域消防本部 観光客へ注意呼び掛け

阿寺渓谷入り口には朝昼の水温が掲示され、観光客への声掛けも行われている

 夏の行楽期を迎え、木曽郡内の川や沢で水遊びをしたり、釣りをしたりする機会が多くなる。重大事故につながりやすい水難事故を防ぐため、特に観光客へ木曽警察署や木曽広域消防本部などが注意を呼び掛けている。

 木曽署によると、過去10年間で管内の水難事故は9件発生し、死者は8人、負傷者は2人。うち6件が大桑村の阿寺渓谷での水遊び中に発生している。昨年9月にも水遊びに来ていた男女が死亡する事故が起きた。他には木祖村での釣りの最中に起きたり、南木曽町で散策や沢登りをしている時に転落したりするケースがあった。
 木曽署や木曽広域消防本部は▽穏やかに見えても深い場所や流れが速い場所があるので油断しない▽水温が低く流れがあるため泳ぎの腕を過信しない▽降雨後など増水した川に入らない▽アルコール摂取後に川に入らない―などの注意点を挙げる。
 大桑村観光協会によると、今季の阿寺川は長雨で例年より水量が多く、流れも強い。櫻井秀夫会長は昨年度の死亡事故を受けて、「たくさんの人に阿寺を見に来てほしいが、渓谷で水遊びをする際は普段以上に気を付けてほしい」と話している。