教育・子育て

筑北・聖南中生 脱炭素考える 提言書 とくらに掲示へ

 筑北村の聖南中学校1、2年生が、地球温暖化対策として世界的に進められている「脱炭素」をテーマにした総合的な学習を進めている。地域の森林資源を活用したエネルギー循環を進めるため村内の西条温泉とくらに導入されている薪ボイラーを見学したり、校内の二酸化炭素(CO2)排出量を減らす方法を考えたりして、CO2削減に向けた「提言書」をまとめた。近く、西条温泉とくら館内に提言書を掲示する。

 「エアコンやパソコンがある場所はCO2排出が多いと思う」「学校周辺に、CO2を吸収してくれる木を植えては」
 今月開かれたワークショップで、生徒たちが校内でCO2排出が多い場所や、排出量を減らす方法を議論した。身近な場所を題材に活発に意見を交わし、提言書は、グループごとに7種をまとめた。
 提言書に「1人の百歩より 百人の一歩」という言葉を盛り込み、無駄な電気や暖房の使用を一人一人が減らす大切さを呼び掛けたグループの宮澤拓己君(12)=1年=は「みんなが少しずつできることをやることが大事だと思う」と話した。7種の提言書のうち、生徒たちの投票で最も票を集めた1枚を掲示する予定だ。
 筑北地域で里山再生に取り組み、村の委託で薪ボイラーを運用しているNPO法人わっこ谷の山福農林舎から和栗剛代表を講師に招き、学びを深めた。和栗さんは、薪ボイラーで地域の間伐材を有効活用でき、灯油の使用量削減にもつながることや、手入れされた若い森林がCO2吸収量が多いことを紹介し、「脱炭素は世界的にますます進んでいく。未来を担う世代が、身近なところから考え行動していってほしい」と願っていた。