地域の話題

今井五介の功績 アニメに 松工生5人が技術駆使

ヤポンスキーさん(右)らにアニメを披露し、感想を聞く生徒ら

 松本工業高校(松本市筑摩4)の部活動・電子工学部の生徒たちが、松本の産業の礎を築いた今井五介(1859~1946)の功績を紹介する漫画からアニメーションを作っている。松本市第三地区まちづくり協議会が2年前に制作した地域の歴史冊子に掲載された漫画で、より多くの人に地域の偉人を知ってもらおうと熱心に取り組んでいる。

 冊子は、イオンモール松本建設などの再開発で地区内が変化する中、子供たちに地域の歴史を伝える目的で作られた。地区内の小中学校や松本工業を含む近隣高校に配布したことから、漫画を目にした同校教諭がアニメ化を発案、本年度になって具体化した。
 アニメ制作は初めてという3年生の部員5人を中心に6月から取りかかり、漫画の電子データを使って進めている。制作の方向性を確認しようと、21日は冊子作りに携わった関係者らを同校に招いて音声の入った冒頭部分を披露し、「すごい」と大好評だった。
 漫画を描いた松商学園高校出身のお絵描き芸人・ヤポンスキーこばやし画伯さん(46)は「動きはイメージしていたけれど、実際に動く様子に感動した。高校生の技術に驚いている」と話していた。
 夏休み中を目標に仕上げ、小中学校の学習教材とするなど協議会とともに活用を図る。声優を目指し、ナレーションを担うリーダーの藤牧希実さん(17)は「制作は時間がかかるけれど、やりがいがある。思った以上の反応をもらえたので、自信を持って進められる」と意気込んでいた。