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頑張れデーデーブルーノ選手 両親が東京五輪での快走願う

デーデー選手と最近交わしたLINEのやり取りを見返してほほ笑む千秋さん(右)とピーターさん

 23日に開幕する東京五輪で、松本市出身のデーデーブルーノ選手(21)=東海大4年生=が、陸上男子400㍍リレー要員として代表入りを果たし、晴れ舞台に臨む。同市平田東3に暮らす父親のピーターさん(56)と母親の千秋さん(56)、地元や母校の関係者らが、活躍を願ってエールを送っている。

 千秋さんは「保育園のころから足は速かった」と話す。一方で、幼少期はぜんそくやアレルギーなどに悩まされ、入退院を繰り返した時期もあった。小学生でサッカーを始めてからも「本人は一生懸命だけど、練習では何事も周りの子より遅かった。周りの友達のおかげで頑張れていた」と振り返る。
 創造学園高校(現松本国際高校)2年の時にサッカーから陸上に転向。同年のリオデジャネイロ五輪をテレビで見たのを機に、五輪を目標に据えるようになった。ピーターさんは「目標を決めたら強い。こつこつやる子」とほほ笑む。「パリ五輪を目指していたので、代表入りは驚いた。もう少し場数を踏ませてあげたかった」と親心ものぞかせた。
 新型コロナウイルスの影響で1年以上直接会えておらず、五輪もテレビ越しでの応援となる。千秋さんは「五輪は憧れの場所であり、陸上人生の一歩目。感謝の気持ちを忘れず、ブルーノらしく頑張ってほしい」と願う。
 地元では、芳川公民館に職員お手製の懸垂幕が飾られたり、卒業した筑摩野中学校で生徒たちが日の丸の旗に寄せ書きをしたりと応援が盛り上がっている。デーデー選手が中学校2、3年生の時に担任だった坂本翔教諭(33)は、成人式でデーデー選手と再会した際「オリンピックに出たい」と聞いていた。「自信をつけて夢を勝ち取ったんだなと思った。尊敬しているし、応援している」とエールを送った。