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朝日村庁舎南東のヘリポート完成 離着陸訓練で連携確認

朝日村役場のヘリポートに着陸したドクターヘリ。傷病者を救急車からヘリに搬送する訓練もした

 朝日村が役場庁舎南東側に整備していた緊急防災ヘリポートが完成し、運用開始に当たって19日、ドクターヘリの離着陸訓練が行われた。緊急を要する傷病者がいるとの想定で、ドクターヘリに出動を要請、ヘリが着陸して患者を収容し、離陸するまでの訓練を本番さながらに行った。地元の朝日小学校の3年生も見学に訪れ、ヘリポートが必要な理由やドクターヘリの役割などを学んだ。

 訓練は、役場職員、松本広域消防局の救急隊員、ドクターヘリを運航する職員らの連携を確認し、強固にする目的で行われた。消防局から連絡が入ると、村職員はヘリが安全に着陸するために周辺道路の通行止めや車両誘導などの対応に当たった。ドクターヘリが信州大学医学部付属病院のヘリポートを飛び立ったと連絡があってから3分ほどで役場の上空に到着し、安全確認をして着陸した。救急隊員やヘリで訪れた医師や看護師らが手際よく傷病者を搬送し、信大を飛び立ってから20分かからずにヘリに収容した。
 訓練が終わると児童32人もヘリポートに入り、ドクターヘリを見学した。上條操君は、家庭で保護者から「朝日村で重い病気の人がいた場合、救急車だと時間がかかるからヘリコプターで運ぶ」と聞いて学んできたといい、「お医者さんはすごいと思う。頑張ってほしい」と話していた。
 ヘリポートは、緊急時の医療・消防・警察活動や、訓練を含めた災害対策活動などの拠点とすることを目的に整備された。敷地面積は1324平方㍍で、40㌧貯水できる防火水槽もあり、山林火災などにも対応できる。芝生部分が広く平時には住民の憩いの場となっている。総事業費約3570万円で、昨年11月から整備してきた。