政治・経済

塩尻の高齢者接種 今月末完了へ 半数が2回終了

高齢者を対象にした平日の集団接種。平日分は21日に終了する(6月15日)

 塩尻市で行われている高齢者を対象とした新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が、希望者については、今月中におおむね完了する見通しになった。他の年齢層に先行して開始し、市のまとめでは65歳以上の対象者1万9839人への接種率は16日現在の速報で1回目が78・3%、2回目が49・9%となっている。

 高齢者の接種率は、市が開始当初に見込んだ、他の予防接種と同等の7割を上回りそうだ。市新型コロナウイルス感染症ワクチン接種推進室は「重症化リスクの低減に関心が寄せられた」とみる。
 市はまず80歳以上を対象に、5月22日に土・日曜日の集団接種を、同23日に個別接種を始めた。その後は5歳刻みの年齢区分を設定して順次、接種券を発送し、予約体制を整えてきた。高齢者の接種を加速させる考えで、6月8日には集団接種を平日にも広げて週3日行うようにした。
 1週間当たりの接種人数は、塩筑医師会の協力による体制強化で当初の2200人から最大4500人まで可能にした。高齢者はこれまでに、1万5535人が1回目の、9894人が2回目の接種を受けた。
 接種の主体は、基礎疾患のある人や60歳~64歳に移行している。国からのワクチン供給量の減少を見越し、今後は1週間の接種を3000人程度に抑える方針だ。平日の集団接種は21日で終える。
 50歳~59歳は8月下旬に、49歳以下は10月上旬に接種を始める計画で、職場接種の状況を踏まえ対応していく。市は東京五輪を契機とした変異株の拡大を懸念しており「2回目が接種できないワクチン切れが起こらないよう調整し進めたい」とする。