教育・子育て

縄文文化 明科北こども園の園児が体験学習 園地下の遺跡教材に

 安曇野市明科東川手の明科北認定こども園は19日、同園の地下に埋まっている約4000年前の縄文遺跡について体験的に学ぶ「タイムトラベルプロジェクト」を始めた。竪穴住居を造ったり縄文土器を焼いたりと全4回を計画している。初回は12年前の発掘調査で出土した土器や石器に触れ、当時の生活を想像して楽しんだ。

 3~5歳児の約40人が遊戯室に集まり、市文化課の土屋和章さんらが紙芝居風に遺跡や縄文人の暮らしぶりを紹介した。縄文人は鹿の角で釣り針を作っていたことやドングリを食べていたこと、園舎を建てる際の発掘調査で、現在は職員室の場所からたくさんの土器が出土したことなどを教わり、子供たちは目を輝かせていた。
 ほぼ完全な形で復元された縦約40センチ、横約20センチの石皿や土器などを触った5歳児の村田友樹ちゃんは「つるつるだった。(4000年前と聞いて)すごいと思った」と驚いた様子で話していた。
 こども園はプロジェクトを通し、昔の暮らしを知って今の生活を見つめ直したり、歴史に触れて命のつながりを感じたり、地域に愛着を持ったりすることを願っている。大澤美香園長は「もしかしたらこども園に通う子供たちの先祖かもしれない。地域の宝を後世に伝えていきたい」と思いを語っていた。