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筑北の坂井いちご園 育苗進む

 筑北村の坂井いちご園で、次のシーズンに向けたイチゴの育苗作業が進められている。とちおとめ、章姫、昨年試験栽培を始めた「よつぼし」など4品種約2万株を育苗用のハウス内で育て、9月に定植を予定する。イチゴ狩りの受け入れ拡大、収量や品質の向上を目指し、園のスタッフらが丹精している。

 村地域おこし協力隊員の小山渡さん(27)と冨田陽介さん(27)が中心になり、挿し苗を進めている。親株から伸びた茎を切り取って1株ずつポットに挿し込み、6~10日の5日間で、とちおとめ約1万5000株、紅ほっぺ、章姫各1700株の挿し苗を行った。2週間ほどは、苗が乾かないようにすることが大事で、毎日早朝から日没頃まで1時間おきを目安に水やりをしている。今年2月から協力隊を務めている冨田さんは「最初は時間がかかっていた作業も手際よくできるようになった」と話す。
 今年1~5月のイチゴ狩りは、約1100組、約3500人が利用。新型コロナウイルス感染拡大防止のため同時間の受け入れ組数を絞って行うなど感染対策を取りながらの営業だったが、前のシーズンより約1000人増と好調だった。
 よつぼしは、種から育てる品種で、昨年は500株のみだったが、今年は2000~2500株に増やす。他品種に比べ色付きが早いため、順調に育てば、例年より早くイチゴ狩りをスタートできるという。小山さんは「イチゴ狩りスポットとして知名度も上がってきている。より多くの人に楽しんでもらえるようしっかり育てていきたい」と話している。