教育・子育て

筑北中と生坂中の3年生が俳句交流

 麻績村の筑北中学校と生坂村の生坂中学校が連携したオンラインの句会ライブが7日、初めて開かれた。両校の3年生が詠んだ俳句の中から選ばれた7句を鑑賞し合い、「五・七・五」の17音で表現される情景や作者の思いなどを味わいながら交流を深めた。

 両校の教室をビデオ会議ツール・Zoomでつないだ。生徒たちは、国語の授業で俳句を作り、筑北中は4句、生坂中は3句を句会に持ち寄った。作者は伏せて1句ずつ鑑賞し、句を詠んで感じた光景や場面、印象的な言葉を発表し合った。
 「君のせい 夏の思い出 舞い散った」の句には、「付き合っていたカップルが別れてしまい、思い出もなくなってしまったのでは」などと感想が上がった。「闇をさく 夜のひまわり 大輪か」の句に対しては、「花火をひまわりに例えているところがいい」との意見があった。
 7句から2句を優秀賞に選び、最後は作者が句に込めた思いを披露した。「君のせい―」の句を詠んだ筑北中の三浦千夏さん(14)は「『君』は、扇風機のこと。夏休みの課題プリントや友達と行った花火のチラシが扇風機の風で窓の外に飛ばされてしまった様子を詠んだ」と紹介した。「君」を人だと思っていた生徒たちからは驚きの声が上がった。三浦さんは「違う見方があって面白かった。句会に選ばれて緊張したけれど、自分の句を客観的に見られたし刺激になった」と話した。
 優秀賞には、筑北中の飯森槇君(14)が作った「闇をさく―」の1句と、生坂中の宮川和香さん(15)が詠んだ「そと雉の 声裏返る 授業中」が選ばれた。宮川さんは授業中に聞こえてくるキジの裏返ったような鳴き声に笑いを誘われる場面を表現したという。
 句会の講評をした生坂中の青森隆俊校長は「詠み手も鑑賞する人もいろんな『感動』が味わえたと思う。伝統の文化にこれからも親しんでほしい」と呼び掛けていた。