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筑北の地域おこし協力隊 関森さん 地場産品振興に力

 4月から筑北村の地域おこし協力隊を務めている関森康男さん(37)が、村内の飲食店や地場産品の振興に向けた活動に取り組んでいる。松本市や北安曇郡白馬村で特色ある飲食店を経営してきた経験とネットワークを生かし、村の資源の一つである地場産品や食を通じて活気を生み出そうと奮闘している。

 村産業課に所属し、現在は主に坂井の村有施設を活用したそば店・そば処さかいの運営をサポートしたり、そばの生産について学んだりしている。
 6月中旬には店を管理運営する筑北村坂井そば生産販売組合の組合員と共に、坂井大野田のソバ畑で草刈りや鳥獣対策のフェンス設置に汗を流した。接客も手伝い、店の強みを打ち出す方法や客層などを研究している。着任後、店自慢の田舎そばの魅力がより伝わる文言をメニューに盛り込むなど工夫を加えた。関森さんは「店のそばを求め、村外からも足を運んでくれる人がいる。発信力を高めたり、商品開発に力を入れたりして振興につなげられたらいい」と展望する。
 松本市出身で、市内の寿地区でアウトドア活動やカフェが楽しめる「TASTY VILLAGE SALT inn(テイスティビレッジソルトイン)」などを運営してきた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で長期休業を余儀なくされるなど苦境を経験し、妻の実家があり将来的に移住を考えていた筑北村に生活拠点を移すことにした。隊員として活動する傍ら、専業農家の義父から野菜作りも教わっている。
 そば店に関わる活動のほか、地場産野菜やジビエの振興にも力を入れたい考えだ。「村にある資源をあらためてブラッシュアップしてPRしていきたい」と話している。