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松商野球部OB 上田佳範さん 感謝と誇り胸に全力で 甲子園目指す後輩にエール

 第103回全国高校野球選手権長野大会は大詰めを迎え、中信勢で唯一、準決勝に勝ち進んだ松商学園に、4年ぶり夏の甲子園出場の期待が高まる。松本市出身で松商OBの上田佳範さん(47)=北海道日本ハムファイターズ・外野守備走塁コーチ=に21日、リモートでインタビューし、2年ぶりに開催される夏の甲子園大会を目指す高校球児たち、母校の後輩たちへのメッセージを寄せてもらった。

 ―球児たちは新型コロナウイルス禍で制約がある中、練習や試合を重ねている。
 コロナは、生徒たちにはどうしようもないことでかわいそうだった。苦しかったと思うが無駄ではなく、これからの人生のプラスになる。いい方向に切り替えて向かってほしい。
 ―松商時代、平成3(1991)年春のセンバツで準優勝、夏の大会で8強入りした。甲子園で最も鮮明に覚えている場面は。
 センバツの閉会式で、メダルを掛けてもらうときに下を向いていたこと。プレーでの後悔は幾つもあるが、準優勝でも胸を張ってメダルをもらえばよかったと後悔している。
 ―負けても最後まで堂々と前を向くということか。
 試合に勝ち負けは付きものだが、その後の姿勢が大事。球児たちには常に胸を張ってほしい。負けても、一緒に苦しんで頑張ってきた仲間、理解してくれる仲間がいることは強みになる。仲間は一生の財産。
 ―信州の高校球児たちへ一言。
 親、指導者などいろんな人たちに感謝をしてほしい。多くの人の助けのおかげで野球ができている。その気持ちを忘れずにいてほしい。だからこそ、負けても胸を張ってほしい。
 ―松商は昭和3年の夏に全国制覇、平成3年の春に準優勝、夏も8強入り。そして令和3年夏。期待がかかる松商ナインにエールを。
 松商学園の代表として誇りを持ってやってほしい。自分たちのやってきたことを試合で、平常心の中で出せるかだと思う。思う存分暴れてほしい。