政治・経済

塩尻のAIバス 第2期実証運行10月から 今回は有料で

運行計画案が示された市地域公共交通会議

 塩尻市と市振興公社は10月1日~来年3月の半年間、中心市街地で、人工知能(AI)活用型オンデマンドバス(予約制乗り合いバス)の第2期実証運行を行う。乗降拠点を前回の71カ所から111カ所に増やし、利用可能時間を広げて利便性を高める一方、利用者が運賃を支払う有償運行とする。

 現行の地域振興バスに代わる新たな公共交通体系として来年4月の本格導入を目指す。25日の市地域公共交通会議で有償運行計画案が了承された。
 大門、高出と、宗賀の一部など10平方キロの範囲で、乗車定員8人の車両3台を運行する。乗降拠点には市総合体育館ユメックスアリーナを加え、大門ではドラッグストアなど多くの店舗付近にも設ける。予約に基づきAIシステムが自動生成した経路を運行する。
 予約受付時間は土曜日に、第1期よりも終了時刻を2時間繰り延べ、午前9時~午後8時とする。平日は午前7時~午後8時、日曜・祝日は午前9時~午後6時で、スマートフォンのアプリや電話で予約できる。
 運賃は中学生以上200円、小学生100円、未就学児は無料、障害者100円とする。初回利用時での400円分のクーポン発行や、地域振興バス回数券を併用可とする利用促進策を検討している。
 第1期実証運行は昨年11月に1カ月間無償で行い、目標の1500乗車を上回る1675乗車を達成した。平均待ち時間は12分で、運行間隔が2~3時間の地域振興バス中心市街地循環線と比べ効率化や利便性向上を図れるが、乗車人数によっては配車や到着の時間が不確実な難点もある。
 市は本年度の有償実証運行事業費に約4100万円を盛った。令和4~7年度には地域振興バスの塩尻東線、みどり湖・東山線、広丘駅循環線、塩尻北部線、片丘線の5路線でも順次実証運行を行い、適切な交通体系を探る。