地場産の中梅 今が旬 直売所で入荷最盛期

梅漬けの季節になり、地元産の中梅の入荷が最盛期を迎え、松本地方の直売所などに並んでいる。今年は春先の遅霜などの影響で収穫量が例年より少ないが、買い物客は漬物やジャム、梅酒など用途に合わせて好みの梅を買い求めている。
松本市寿白瀬渕の生産者直売所アルプス市場では、地元生産者が栽培した「白加賀梅」が並ぶ。「アンズ梅」と言われる梅の一つで北信産の「豊後梅」や香り高い「南高梅」と一緒に販売されている。
梅の収穫は高所作業があるなど苦労が多く、高齢化もあって年々出荷量が減っているという。梅漬けをする人も減少しているが、毎年買い求めるファンがいるため、最盛期にはさまざまな産地や種類の梅を1日100キロほど販売する。
雨の日は収穫量が減るが、7月上旬頃まで入荷が続くとみられる。