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噴火に備え安全対策確認 御岳山麓で防災訓練

役割分担しながら行ったゴンドラからの救出訓練(御岳ロープウェイ)

 7月1日に山開きを迎える御嶽山の麓で23日、噴火に備えた防災訓練があった。自治体や山小屋などが相互の情報伝達状況を確認して連携の向上を図った。5~7合目に架かる御岳ロープウェイ(木曽町三岳)ではゴンドラの停止を想定した救出訓練があり、観光客の安全確保に万全を期した。

 防災訓練は、長野・岐阜両県の自治体や消防、観光施設などでつくる御嶽山火山防災協議会が実施した。「御嶽山が噴火する可能性が高まった」として、長野地方気象台が噴火警戒レベルを、現在の1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)へ引き上げたとの想定で実施した。
 長野地方気象台や県危機管理部から県木曽地域振興局に入った情報は、協議会の長野県側の事務局となっている総務管理・環境課を通じて関係6機関に送られた。従来のファクスや電話に加えて今年初めてメールも活用して伝達の迅速化を図った。同課の御嶽山火山防災担当・丸山徳子担当係長は「人事異動で担当者が変わっている機関もある。各機関の初動対応を確認することができた」と話していた。
 御岳ロープウェイの救助訓練は、乗客がゴンドラ内に取り残されたという想定で、救助ロープを数人で操りながらの慎重な訓練だった。26日の運行開始を控え、運営会社の今孝志社長(67)は「トラブルはいつ起こりうるか分からない。冷静に対処できることが肝要。安全なシーズンにつなげたい」と話していた。