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塩尻にコミュニティーFM 今秋開局89.4MHz 市内など3万1353世帯区域

大門三番町に建設したコンテナハウスのスタジオ

 塩尻市や朝日村を主な放送区域とする新たなコミュニティーFM局が今秋にも誕生する。地元の企業経営者らが昨年7月に運営会社「しおじりコミュニティ放送」を設立し、開局に向けた準備を進めてきた。22日に総務省信越総合通信局(長野市)が、同社に予備免許を交付した。

 周波数は89.4メガヘルツで、楢川・北小野両地区を除く市内と朝日村のほか、松本市、山形村の一部の計3万1353世帯を放送区域とする。開局後に放送設備の追加工事を行い、楢川・北小野両地区にもエリアを拡大する予定がある。
 24時間放送し、ニュースや行政情報、生活情報、娯楽など、身近な情報を発信する。防災面でも役割を果たしたいといい、インターネットでの配信も行う。
 開局に向けて、大門三番町にコンテナハウスのスタジオを、片丘の山麓線沿いに送信アンテナを建設した。開局後は安定経営のため、サブスクリプション(定額制)を基本とした新たな運営形態を目指すという。
 同社の社長は元通信工事会社社長の中村修さん(76)=広丘原新田=が務める。塩尻での開局は10年来の念願だったとし「人は情報によって動いている。FM放送を通じて、地域の活性化と、安全・安心な暮らしの実現に貢献したい」と話す。
 コミュニティー放送は市町村を単位としたエリアに地域密着の情報を提供するFM放送で、県内には「あづみ野エフエム」「FMまつもと」など八つの放送局がある。