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職域接種、松本歯科大でも開始 初日は450人、学生「安心感増す」

接種を受ける学生(松本歯科大)

 新型コロナウイルスワクチン接種の職域接種が21日、本格的に始まった。実施申請の受け付けが始まった8日に、いち早く申請していた松本歯科大学(塩尻市広丘郷原)では、歯学部や衛生学院の学生約450人(臨床実習のため接種済みの歯学部5年生を除く)を対象に接種が行われた。

 同大では国から提供された米モデルナ製を使用した。歯科医師による接種が特例で認められたことを受け、研修を受けた麻酔科の歯科医6人が2人一組で3ブースに分かれて接種を担当した。22日以降は教職員や関係業者ら計約550人の接種も進める。
 歯学部4年の林伸吾さん(23)は「感染したら周りに迷惑が掛かると思っていたので、安心感が増した」と話した。衛生学院1年の梅村美里さん(18)は「接種が進み、感染が減ってほしい」と願っていた。
 学生たちは4週間後に2回目の接種を行う。松本歯科大学病院の前島信也院長は「ワクチン接種の加速、地域の接種負担軽減とともに、学生のキャンパスライフの通常化も図りたい」と述べた。
 同大は依頼があれば地域の企業・団体の職域接種にも対応していく方針で、今までに10件ほど問い合わせがあり、うち2~3件は具体的に話が進んでいるという。
 信州大学や松本大学も職域接種の申請を済ませている。信大は「今後行う方向で検討調整している」、松本大は「可能であれば接種を進めていきたい」としている。
 県ワクチン接種体制整備室によると、県内の職域接種の申請数(21日午後4時時点)は32件で、内訳は企業・団体が24件、大学が8件となっている。北アルプス、松本(松本市を含む)、木曽各圏域の申請数は計6件となっている。