地域の話題

木曽平沢の木曽漆器青年部が奈良井の宿泊者に漆箸 職人の町・平沢に誘客

奈良井宿の宿泊客に贈る漆箸と引換券(左)

 塩尻市木曽平沢の漆器職人や問屋などでつくる、木曽漆器青年部(宮原義宗部長)はこのほど、旧中山道・奈良井宿の宿と連携し、宿泊客に木曽漆器の箸を贈る事業を始めた。木曽平沢の漆器工房や販売店を訪れた人に、各宿で渡した引換券1枚につき漆箸1膳を贈る。
 青年部が進める「奈良井宿・木曽平沢はし渡しプロジェクト」の一環で、地元から近い奈良井宿の宿泊客を木曽平沢に誘い入れ、産地活性化につなげる。

 漆箸は木曽ヒノキ製で、上塗りを国産漆で仕上げた。大柄な海外客でも使いやすいように、箸の長さは23センチと長めにした。のし袋をイメージした外装には漆箸ができるまでの説明文を入れ、箸を紹介するインターネット動画に誘導する2次元コードも掲載した。
 引換券は12日に渡し始め、客室1部屋につき1枚を配布している。協力する宿は現状で4軒で、今後さらに協力を呼び掛ける。箸は1膳880円で購入もできる。
 青年部は平成26(2014)年末から、産地活性化に向けたさまざまな取り組みを行い、奈良井宿との連携を探ってきた。宮原部長は「プロジェクトが目に見える形になった。さらに拡大し、未来へつなげていきたい」と話している。
 奈良井宿の御宿伊勢屋、民宿しまだ、民宿津ち川、ゑちごや旅館で引き換え券を配り、木曽平沢の未空うるし工芸、龍門堂、白木屋本家漆器店、山サ石本漆器店、伊藤寛司商店、山加荻村漆器店、丸嘉小坂漆器店の各工房・店舗で箸への引き換えに応じている。