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安曇野市の待機児童 過去最多の12人

待機児童と潜在的待機児童の人数が報告された福祉教育委員会

 安曇野市は17日、市議会6月定例会の福祉教育委員会で、入園を希望しても入れる保育施設がない「待機児童」が4月1日時点で市内に12人いると報告した。市内の待機児童は、初めて確認された平成30(2018)年4月以降で最多となった。希望する保育施設に空きがなく入園できるまで待っている「潜在的待機児童」は46人だった。

 待機児童は全員が3歳未満児で、住宅新築が比較的盛んな豊科地域の南部に多い。3歳未満児の32%の保護者から4月入園の希望があり、5年前と比べて約10%増加した。少子化の一方、3歳未満児の入園希望者は増加傾向にある。
 市子ども支援課によると、昨年10月1日時点の待機児童は11人で、今年4月に穂高地域と三郷地域にそれぞれ民間の小規模保育施設が開所して解消できる見通しだったが、予想を超える入園申し込みがあった。新型コロナウイルスによるIターンの増加も、3歳未満児の保育ニーズの高まりにつながったと分析している。
 市は現在、豊科地域南部に定員15~19人の小規模保育施設を来年4月に開所する民間事業者を募集している。同課は「急激な社会情勢の変化で待機児童が確認されてしまった。引き続き子供を預けたいというニーズを受けられるように対応していきたい」と話している。