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まつもと大歌舞伎開幕 中村勘九郎さんら熱演

初日を迎えた大歌舞伎。終盤には市民キャストも登場し夏祭りのシーンを彩った

 第7回信州・まつもと大歌舞伎(実行委員会主催)が17日、松本市のまつもと市民芸術館で開幕した。同館の総監督・串田和美さんが演出を手掛ける歌舞伎の人気演目「夏祭浪花鑑」を、中村勘九郎さん、中村七之助さん、尾上松也さんらが熱演し、初日は約1200人を魅了した。

 「夏祭―」は大阪の下町を舞台に男たちの義理人情や苦悩を描く物語で、平成20(2008)年の第1回でも上演された。終盤、主人公の団七がやむなくしゅうとを手に掛ける見せ場では、髪を振り乱し刀を構える団七の姿がライトで影絵のように映し出され、凄惨ながらも美しい姿が観衆を引きつけた。市民キャスト12人もにぎやかな夏祭りのシーンをもり立て、拍手を誘った。友人と訪れた市内の内山稀美子さん(20)は「初めての歌舞伎。見られてうれしい」と声を弾ませていた。
 公演は22日まで。20日の公演はネット上で生配信される。