教育・子育て

塩尻市のセカンドブック贈呈 健診と同会場で 図書館から変更 配布率100%目指す

 塩尻市は、3歳児に絵本を贈るセカンドブック事業「なかよし絵本」の配布方式を変更した。これまで贈呈場所を市立図書館としていたが、新生児向けのブックスタートと同様に健診会場の市保健福祉センターで手渡している。現状で約6割にとどまる配布率を100%に伸ばすための方策だ。

 セカンドブックは平成27(2015)年度に始まり、健診時に対象者に「引換券」を渡して図書館に本を取りに来てもらっていた。本への興味関心を広げ図書館利用の習慣化を企図していたためだ。ただ配布率が伸び悩み、親の都合や判断で来館せず4割近くの子供が本を手にしないことには議論の余地があった。
 上條史生館長は「切り捨ての状態ともとらえられる。3歳全員に手にしてほしい」とする。新型コロナウイルス感染症の影響もあり昨年度途中から健診時の絵本配布を施行、本年度に切り替えた。本年度からおおむね5年の「第3次市子ども読書活動推進計画」では、配布率100%の数値目標を掲げる。
 絵本の選択肢を5冊から6冊に増やし、タイトルも一部を残して変更した。現物を前にひたすら悩む子や、小躍りする子もいた。ある母親は「繰り返し読むので借りるより気兼ねなく、記念にもなる」と喜び、別の母親は「コロナ禍で余計図書館には行きにくい」と話した。本年度の3歳児は477人を予定する。