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徐々に進むワクチン接種 2回目の副反応に要注意

 新型コロナウイルスワクチンの接種は、2回目を受ける高齢者が少しずつ出てきた。国や県などによると、副反応は1回目より2回目の接種後により強く起こりやすい。中信地区でも2回目の接種後に頭痛やだるさ、発熱などの副反応が出た人がいる。専門家は「接種の翌日は、可能なら仕事を休んだ方がいい」と助言する。

 松本市島立の農業・赤穂忠要さん(77)は8日夕、2回目の接種をした。接種をした腕に違和感があったがそのほかは「普通」と話す。翌9日もいつも通りに午前4時に起床し、最盛期を迎えているキュウリの収穫にいそしんだ。「これでひと安心。(早く接種が進み)仲間との飲み会を再開したい」と期待した。
 安曇野市に住む医療従事者の女性(47)は2回目の接種後は翌日にかなりのだるさがあった。関節痛も出たため「横になっていると汗が出てきた。しんどくて何もする気が起きなかった。翌朝には回復した」と振り返った。
 国によると、県内のワクチン接種回数は医療従事者などは13万3744回(4日現在)、高齢者などは17万1292回(6日現在)だった。接種後に医師がアナフィラキシー(重いアレルギー反応)と判断した県内の事例は7日現在、国から県へ報告があった中で8件あり、死者はいない。
 市民タイムスが松本、木曽地方の市町村と池田町、松川村に取材したところ、接種後にけん怠感、1~2日間の発熱などがあった人はいたが、7日までに重篤な副反応の報告はない。ある自治体では接種して帰宅後に入院した人がいたが接種との因果関係は不明という。
 信州大学医学部付属病院の感染制御室で副室長を務める金井信一郎医師は、2回目の接種では翌日に熱が出たり、だるかったりすることが多いとし、「接種の翌日は休みにするか、体調が悪い場合に予定をずらせるようにした方がいい」と勧める。発熱や接種部位の痛みが強い場合は市販の解熱・鎮痛剤を利用しても良いという。金井さんも接種を済ませ「2回目の副反応が強く、つらかったが接種で感染や発症の確率を大幅に下げられたので気持ちは楽になった」と話している。