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就活 採用面接解禁だけど...選考早期化 既に内定次々

信大のサポートセンター。就活のオンライン化と早期化にミスマッチも懸念する

 政府主導の就職活動ルールに沿う、来春卒業予定の学生を対象にした採用面接が1日に解禁された。新型コロナウイルス禍に定着したインターンシップや面接などのオンライン化、一部に厳しい求人需要を踏まえた学生側の主体的な動きを背景にルールが形式化しており、解禁を待たない選考の早期化が進んでいる。

 就職情報大手リクルートによると、5月15日時点の大学生の就職内定率は全国で59・2%。信州大学キャリア教育・サポートセンターは「コロナ禍前と並ぶ内定水準」と認識する。松本大学キャリアセンターによると、昨夏からインターンシップに参加するなど出足が早かった学生を中心に、4年生になる前から内定を得るケースが相次ぐ。1人当たり内定件数はコロナ禍前を上回り、優秀人材の早期獲得ニーズとみる。
 コロナ禍でノウハウが蓄積されたオンラインの活用は「首都圏へ進学した地元出身者など、より多くの学生との接点を広げた」(松本信用金庫人事部)。今月には早くも、令和5年3月卒業予定者向けのインターン説明会が松本市内でも各種予定され「求める学生に注目されるインターンプログラムを打ち出せるかどうかが鍵」(ナガノトマト管理部)と、次年度採用に向けた動きも本格化する。
 信大サポートセンターは「内定先とのミスマッチが生じないか」と早期化に懸念も示し、企業研究をはじめ内定後も会社・OB訪問機会を学生に促している。